2018年7月10日火曜日

ルネ・ラリックの天吊灯シリーズ<後編>

こんにちは。

西日本での未曾有の豪雨被害にはあまりの凄さに驚くばかりです。
まだ安否不明の方々が多くいらっしゃる中で、また新たな台風情報も。
亡くなられた方々には哀悼の意を表します。

物流が寸断され、経済にも様々な影響を及ぼしています。
現地で被害に遭われ片付けをされている方、ボランティアの方々にも
微力ながらエールを送らせて下さい。
酷暑と言われる中でもこうして普通に生活出来ている事に感謝し元気を出して
いま自分が出来ることをしっかりと頑張るしかありません。。。


さて先週に引き続き、ガラス工芸家<ルネ・ラリック>天吊灯のご紹介です。

ルネ・ラリックと言えば、やはり乳白色の美しさ際立つ『オパルセントガラス』を使用した作品が有名でしょう。

ガラス原料の硅素に動物の骨灰(リン酸塩)や亜ヒ酸、蛍石などを混ぜて溶解し、急冷してさらに再加熱すると、青白い艶を抑えた乳濁したようなガラスが出来上がります。
この技法を利用したガラスを『オパルセントガラス』といいます。
アールデコ最盛期には多くのガラス工芸家たちが用いた技法として知られています。

ラリックのガラスのシェードには動物、植物、女性像など様々なモチーフが使われているのですが、店内にある中で「植物」モチーフの天吊灯をご紹介しましょう。。



まずは1927年モデルのLIERRE(リエール)という作品。
リエールとはフランス語で「アイビー」のことです。

アイビーは「ヘデラ」や「キヅタ」とも呼ばれる観葉植物。
長いツルを伸ばすグリーンで棚や本棚に置いて「垂らすインテリア」として
人気を集めています。

No.0392 天吊灯「LIERRLE」(リエール)






































ガラスの表面を彩る「茶パチネ」という技法で葉の部分に
セピア色の色味が入っているのもアクセントになっていて素敵です。

〝パチネ〟は古色をつける、という意味があるんですね。




アイビーの葉が放射状に伸びてとても涼しげなデザイン♪
底部には葉と葉の間に陽刻のサイン入りです。







次にはOEILLETS(ウイエ)という作品。
ウイエとはフランス語で「カーネーション」のこと。
花のカーネーションのデザインがとても優美ですよねぇ。

No.0401 天吊灯「OEILLETS」(ウイエ)













































これにもさりげなく「茶パチネ」という技法が薄っすらと全体的に施されています。
明るめの色味がまるでふんわりと花と葉を縁どりしているかのよう。。。





そしてご覧の通り、点灯すると花が立体的に浮かび上がるんですよ。。
ふちの部分に陰刻のサインが見えますね?






最後は1924年のモデルCHARMES(シャルム)という作品。
シャルムとは「セイヨウシデ」の意味です。シデの木の葉がモチーフとなっています。


No.0409 天吊灯「CHARMES」(シャルム)



ご覧の通り、この「茶パチネ」は実にしっかりと濃くセピア色の色味が
葉の部分に入っており、硬めの葉の感触まで伝わってくるほど?葉脈が浮き上がって見えるのが特徴的です。


側部の透明なふちの部分に陽刻のサイン入り。



見た目よりも意外に分厚いシェードの手触り、存在感と細やかなデザインの美しさ、
職人芸と言われる技術的な加工などをここで100%お伝えするのは至難の業です。

ホームページやインスタグラムで少しでも気になるランプがありましたなら
すぐにでもお問い合わせください。
もちろんお店にも足をお運びくださいませ。

吊る紐の長さ調整や電球交換のご相談なども承っておりますので。

店内を涼しくしてみなさまのお越しをお待ちしております。

by K













































































































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