2018年8月28日火曜日

厳選のペア ウォールランプ ~アールデコ様式~

こんばんは。

不意打ちを喰らうようなゲリラ豪雨が続いております。
全国的にも、ここ世田谷もあちこちで浸水の被害が多発していますね。
落雷による停電もあったりしますからビックリです。。。
外出時くれぐれも怪我などされませんように。

さて店内に様々あるランプ類で、壁にさりげなく静かに存在しているウォールランプ。
壁面の間接照明としてとても効果的なアイテムです。

場所を取らずにお部屋の雰囲気を高める装飾性は魅力的ですよね。
吹き抜けや階段の踊り場など、高さのある壁面や廊下に設置することで光が壁に反射して
柔らかな明るさが広がります。
そのため空間を広く見せてくれる効果もあるんですよ。


今回はシンプルなアールデコ様式で、まるで彫刻のようなガラスシェードが美しい
ペアのウォールランプをご紹介してみましょう。

No.9668 デュゲウォールランプ







さあこれはいかにもガラス工房「デュゲ」の作品らしく・・・
実にスッキリしたデザインですね。












 

シェード側部には陽刻のサイン入りです。





そしてこれは同じガラス工房「デュゲ」の作品で
薔薇の花がモチーフのもの。。
とてもエレガントなんですよ。
点灯させる電球の色味でもまた表情が変化します・・・
No.9669 デュゲウォールランプ





シェードの側部には斜めに薄っすらと陽刻のサイン入りです。



それから工房や作家は不詳なのですが、
こんなピンク色のガラスシェードの作品はいかがでしょうか?
前にせり出した感じは花びらを連想させますね。

No.9670 ウォールランプ


 



ホワイトブロンズの金具も素敵なデザイン ♪
ガラスのピンク色とのコントラストが何とも上品な雰囲気を漂わせています。。。


 

シェード裏側の側部には陽刻のサイン入りです。


夕方から夜にかけてご自宅でくつろぎ過ごす大切なひととき・・・
上等なアンティークの家具やインテリアが更に素晴らしく引き立つ明かり。
照明をいかに演出するかはとでも重要になってきます。。

シングルではなくペアでこそ活きてくるウォールランプ!
メインのシャンデリアや天吊灯の役割をフォローする力強い味方になってくれること
間違いなしでしょう。

ペアのウォールランプは意外と隠れた人気アイテムで御座います。
ホームページもご覧になり、少しでも気になる方はお早めにご連絡を下さいますように・・・お待ちしております。

by K




2018年8月26日日曜日

チューダー様式

チューダー様式とは、その名の通り、16世紀のチューダー王朝の時代に興った美術・建築の様式を指します。ゴシック様式を中核とし、そこにイタリア・ルネサンス様式の要素を織り交ぜたスタイル。チューダー様式の中でもエリザベス1世時代に流行したものは、特にその名を冠してエリザベス様式と呼ばれています。

チューダー様式は今現在確立されている建築・美術様式の中でも、非常に古い部類。特にイギリスの君主の名前が付く様式の中では、最も古い様式となります。英国家具史の最初期。私たちが今家具と呼べるようなものは、ベッドとチェストのみでした。チェストといっても引き出し式のものではなく、重要な家財を持って移動するための簡素な箱です。

チェストの歴史は、こちらで詳しく紹介しています。
https://westwoodstaff.blogspot.com/2018/06/blog-post_8.html

ではこの時代に至るまで、なぜ家具が発展しなかったのでしょうか。

それはひとえに国内情勢が安定していなかったからです。

チューダー朝が成立するまでは、百年戦争やペストの流行、そして薔薇戦争があり、国内が非常に不安定でした。そしてついにヘンリー7世の手によりめでたくランカスターとヨーク両家が和解し、チューダー朝が開かれたことによって、戦乱のない平和な時代が訪れます。ゆえにチューダー朝の時代は「チューダーの平和」と呼ばれています。

チューダーローズ
ランカスター家の赤薔薇とヨーク家の白薔薇を重ね合わせて、ヘンリー7世はチューダー朝の紋としました。

平和な時代が訪れたからこそ室内装飾に気を配る余裕が生まれたんですね。また戦争が一段落し、武力で力を示す時代から住居や室内装飾の豪華さによって自らの権力を誇示する時代に転換したという点も重要です。

さて少し脱線してしまいましたが、元に戻ってチューダー様式の特徴を見てゆきましょう。チューダー様式の家具は、原則オーク材で作られています。そして何よりも目を引くのが大ぶりのバルボス。バルボスとは、球根型もしくはパイナップル型の彫刻のことです。

バルボス①

こちらのようにシンプルなバルボスレッグもあれば、

バルボス②

細かな彫刻が施されているものもあります。

またリネンフォールドもチューダー様式によく見られる彫刻です。リネンフォールドとは、折り重ねられた布の意匠を指します。
リネンフォールド②
リネンフォールド①





















他にもチューダーアーチと呼ばれる尖塔アーチをつぶした形のアーチの彫刻。

そしてチューダーローズ。チューダーローズはチューダー朝の王家の紋章です。赤薔薇と白薔薇を重ね合わせたモチーフで、ヘンリー7世が赤薔薇を紋とするランカスター家と白薔薇を紋とするヨーク家の和解の印として採用しました。

このギローシュと呼ばれる輪繋ぎ文様のそれぞれの輪の中心に彫刻されている花は、チューダーローズであると思われます。

№9913 コートカップボード

どうでしょうか。チューダー様式の特徴をいつくか紹介してみました。

①オーク材
②バルボス
③リネンフォールド
④チューダーアーチ
⑤チューダーローズ

オーク材が使われバルボスのような大ぶりな装飾が施されていますので、重厚感がある様式です。では。

by A

2018年8月24日金曜日

エドワーディアン様式

エドワーディアン様式は、エドワード7世の治世である1901~1910年の間に流行した様式を指します。
エドワード7世


エドワード7世はヴィクトリア女王の長男です。ヴィクトリア女王の跡を継ぎ、1901年に英国国王として即位しました。彼の統治期間は約10年ほど…。ヴィクトリア女王の統治期間が65年という非常に長い期間に渡ったので、エドワード7世が国王に即位した時には、彼はもうすでに59歳でした。それゆえに在位期間も必然と短くなったのです。

そんなエドワード7世の治世に流行したエドワーディアン様式の最もわかりやすい特徴は、テーパードレッグでしょう。テーパードレッグとは、先細りの脚のことです。上方から下方にかけて徐々に脚が細くなってゆく。強度に支障がでないギリギリのラインまで細くすることで、その繊細なデザインを保っています。

№9752 エドワーディアンインレイキャビネット


さらに言えば、テーバードレッグの中でもスペードレッグがよくこのスタイルに見受けられます。スペードレッグとは、スペードをひっくり返したような足先のデザインを指します。

スペードレッグ

また、過度な装飾が排され、全体が直線で構成されていることも1つの特徴です。曲線を多用し、過剰なまでの装飾を施すバロックやロココとは真逆で、クラシカルな雰囲気を纏うスタイルであると言えます。

№9915 エドワーディアンキャビネット

直線的なデザインは、家具全体に洗練されたイメージを与えてくれます。小ぶりのパテラやゴブレットのインレイ、そういった控えめで落ち着いた印象の装飾は、直線的なデザインの家具が持つ洗練されたイメージを壊さずよく調和します。

また、こうしたケースではストリンギングの技法もよく用いられます。ストリンギングとは、線象嵌のことです。天頂部やボディ、そしてレッグを縁取るかのように配されたストリンギングは、全体をすっきりと見せてくれます。

№9519 キャビネット



華やかな装飾を特徴とする王宮で流行した様式とは対照的なエドワーディアン様式の家具。
どちらかというとこのエドワーディアン様式の家具の方が、現代的なデザインのお部屋によく溶け込むかもしれませんね。アンティーク家具の中でも比較的チャレンジしやすい様式の家具ではないでしょうか。

by A

2018年8月21日火曜日

フロアランプを探して…その2

こんにちは。

今年は台風の当たり年?なのでしょうか。
今週もまた2つの台風が上陸する予報が出ているようですので。
どうぞ外出時はお気を付けください。
不快な蒸し暑さを何とかやり過ごして参りましょう!!!

さて少し間があきましたが、前回に引き続きましてフロアランプのご紹介です。

アンティークのフロアランプは実用的でありながらも、支柱に使われている木の素材や
デザインがやはりひと味違います。

今回はシンプルで軽くて移動が簡単なフロアランプをお探しの方に。。。
まずこの2つ、いずれも1910年代のマホガニーのフロアランプです。

No.4237 フロアランプ









支柱の真ん中辺りに小さなテーブルが付いているのが素敵なアクセントに…。






No.4238 フロアランプ




支柱には縦に溝があり、上に行くに従ってシェイプされておりとてもスマートな印象。

シェードはいずれも張替え済みで、白い生地は二重になっており、縁をパイピング加工してあります。



それからこれは1930年代のマホガニーのフロアランプです。
高さは程よい186cmでシンプルなつるりとした支柱。
先の2つと比較しますと少し大きめのシェードになりますね。。

淡く優しいパステル調のグリーンの色味で、同色のフリンジ付きのシェードが
何とも言えないエレガントさを演出しています。
もちろん縁はパイピング加工されて生地の状態は良好です。


リビングのコーナーやベッドサイドに置ける軽くて移動が簡単なフロアランプたち。
暑さと冷房で疲れた身体をふんわりと優しい明かりが包み込んでくれますよ。


貴方だけのお気に入りのフロアランプを見つけにいらっしゃいませんか。
スタッフ一同お待ちしております。

by K









2018年8月12日日曜日

清らかな教会家具たち

皆さんは教会と言われた時、どんなことをイメージするでしょうか。

本来教会とは、文字通り、キリストの教えを信じる人々の集会を意味していました。
ですが、今では信者たちが集い祈りを捧げる場所という意味合いの方が強いと思います。

アンティークにはそんな教会で使われていた家具が存在します。

№3715 チャーチチェア




















こちらはエルム材でできたチェアですが、一つ大きな特徴があります。
それは、背もたれの裏側にあるこのスペース。

このスペース何に使われていたかわかるでしょうか。
そう、教会必須のアイテムである聖書です。


教会では、聖書を読むまた学ぶ時間がありますが、それ以外の聖書を使わない時にはこのバックのスペースに聖書をしまっておきます。

お祈りの時、讃美歌を歌う時、神父さんや牧師さんからのメッセージ聴く時。
その間手で持っていたり、膝や座面に置いておくこともできますが、このチェアであれば便利に収納できます。


2がけのチャーチベンチもあります。
こちらの方がより教会で使われているイメージがあるような気がします。
教会で複数列に配置されたチャーチベンチがずらりと祭壇に向けて並んでいる様は、いつ見ても壮観です。
№9878 チャーチベンチ







そんな教会で使われていたチェアやベンチたち。
これらの家具は教会での自らの役目を終えましたが、置かれていた教会の当時の清らかな気をその身に宿し、私たちのもとへと届けてくれるような気がします。

by A

2018年8月10日金曜日

バルーンバックチェアとは


今日は優美なフォルムが特徴のバルーンバックチェアについて取り上げたいと思います。

№4398 バルーンバックチェア

バルーンとは、英語で気球もしくは風船を指します。わざわざ説明するまでもないかもしれませんが、背もたれが気球の形をしているため、このような名称が付きました。

ヴィクトリアン時代には、ヴィクトリアン様式として、ロココやゴシック、ルネサンスといった過去に流行した様式のリバイバルが起こり、折衷的に用いられました。そのため、あまりデザインとして真新しいものはありません。オリジナリティ溢れるデザインの最盛期は、ジョージアンでした。

バルーンバックチェアは例外で、ヴィクトリアン中期に作られ始めた比較的新しいデザインの家具になります。

さて、せっかく前回王朝とその時代の君主のお話をしましたので、ヴィクトリア女王が属するハノーヴァー朝の系譜を入れておきますね。ちょっと参考にしてみてください。

<ハノーヴァー朝>18~19世紀
ジョージ1世
ジョージ2世
ジョージ3世
ジョージ4世
ウィリアム4世
ヴィクトリア女王

№9624 バルーンバックチェア



バルーンバックチェアは通常のチェアと異なり、背骨をダイレクトに支えてくれる中央の背板がありません。バルーンバックチェアは、実用性よりもその優美なフォルムを優先したデザインなのです。当時バルーンバックチェアは、応接間や客間でメインに使用されていました。応接間や客間はお客様をもてなす場。そのような場で使われる家具は、優美で上品なものでなければなりません。装飾性を重視するのは当然のこと。

実際問題、中央の背板がない分、長時間使用すると疲れてしまいそうと不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。ですが実際に座ってみると、予想外に背中にフィットします。バルーン形の背もたれ全体が内側に緩やかにカーブしていますので、背中を優しく包み込んでくれますし、バルーンの下部のレールが背骨のもう一点の支えになります。

№4379 バルーンバックチェア

ホールチェアとして活用してもよし。ティールームに置いてもよし。ダイニングチェアとして使ってもよし。気品漂うバルーンバックチェアは、お部屋をワングレードアップさせるのに一役買ってくれることでしょう。

by A

2018年8月7日火曜日

フロアランプを探して…その1

こんにちは。

久しぶりの涼しい雨にほっとするような物足りないような?気分です。
寒暖の差がこれだけ激しいと体調管理にはなお慎重にならないといけません。
台風が関東を直撃するとかで、明日明後日も通勤など心配ですね。
台風情報はこまめに要チェックを。

このところの暑さのせいで冷房をきかせた部屋で過ごすことが多くなりがちです。
長時間過ごす同じ空間でも、昼間から変化するのは夜に様々なライトを灯した時。
気分転換で間接照明を変えるにも、ウォールランプは配線工事が大変だし、テーブルランプをちょっとばかり移動してもたいして変化なしだし、と。

それでは、リビングやベッドルームの雰囲気をちょっと変えたいときの便利なアイテムとして「フロアランプ」などいかがでしょうか?


例えばこれは直径が39cmある大型のシェードが存在感バツグンの
ミューラーのフロアランプです。

No.0212 ミューラーフロアランプ






シェードはいかにもミューラーらしい色味、異色溶かし込みのガラス。
支柱のアイアンも厚みがあり、繊細な打ち込みがされてとても見事です!


 


ガラスシェードの側部に
エナメル彩サイン入り。





そしてこんなエレガントな淡いピンク色のシェードで
とても女性らしいフロアランプはどうでしょう♪
見た目の可愛らしさのわりにはどっしりと安定して重い脚線美なんですよ。

No.9799 フロアランプ

真鍮製でめずらしく凝ったデザインの支柱でしょう?








 


部屋のコーナーやベッドサイドにポンと置くだけで、それは素敵なアクセントに。。。
邪魔にはならない家具をひとつ増やしたくらいの?価値がありますよね。


デザインやサイズや予算などからいざ探し始めてみると
これが意外とピッタリのものにはなかなか出会えないものなんです。

もっとシンプルで軽くて移動が簡単なフロアランプをお探しの方は・・・
次回のブログ(その2)をどうぞお楽しみに…!

さあ、あなただけのお気に入りのフロアランプを見つけにいらっしゃいませんか。

by K