2018年9月8日土曜日

イギリスと日本の住宅観の違い

やっぱり購入するなら新築住宅が良い。


日本では、中古住宅・マンションより圧倒的に新築の方が人気がありますよね。誰かが以前に一度使っていたなんていうと、やっぱり多少なりとも評価が下がってしまうもの。多くの人ができれば新築住宅に住みたいと思うのではないでしょうか。

ですが、イギリスでは全く事情が変わってきます。新築住宅よりも中古住宅の方が格段に人気があるのです。では一体なぜイギリスでは日本と全く反対の現象が起こるのでしょうか。

何よりも大きい理由が、古いものに対する根本的な考え方の違いです。日本人の多くは、誰かが過去に使ったものに対して、汚れている、ボロボロといった悪い印象を抱きます。さらにそうした古いものを買ったり使ったりしていると、金銭的に余裕がないと思われてしまうこともしばしば。中古という言葉は、これらを含意していると言えます。

一方イギリスでは、誰かに長い間使われてきたもの、長い年月を経てきたものを中古という言葉では表現しません。そうしたものは歴史的価値ある財産として認識されます。自分が購入しようとしている住宅が古ければ古いほどむしろ良いのです。築何十年では歴史はまだ浅い。築年数が百年単位でやっと満足できるレベルに到達します。そのため、新築住宅は日本と真逆であまり好まれないのです。


イギリスと日本の街並みには、それぞれの国の人びとの住宅に対する考え方がよく反映されているように思えます。

また、この住宅に対する考え方の違いは、そのまま内装やインテリアにも反映されます。イギリスのお家には、1つや2つのアンティーク家具があることは全く珍しくありません。裕福な家庭ともなれば、家具は一式アンティークで揃えられていることもあります。それに対して日本の住宅では、ほとんどアンティーク家具を見ることはありません。北欧のビンテージものであれば見受けられますが、ほとんどの場合は現代もので取り揃えられていると思います。

もちろんこうしたイギリスと日本の住宅事情の違いは、古いものに対する考え方の違いだけで一概に説明できるわけではありません。自然災害の多さ等、他にも複数の要因があるのであしからず。

by A

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