2018年12月9日日曜日

ヘップルホワイト様式

家具の黄金期と呼ばれる18世紀ジョージアンの時代には多くの有名デザイナーが誕生しました。代表的なデザイナーには、以前取り上げたトーマス・チッペンデール、シェラトン、ジョージ・ヘップルホワイトがいます。

彼らはおのおのデザイン集を出版し、それぞれチッペンデール様式、シェラトン様式、ヘップルホワイト様式というようにまとまった様式が確立されました。

これら3つの様式は18世紀イギリスの三大流行様式と呼ばれています。

今日はその中でもヘップルホワイト様式について取り上げます。

ジョージ・ヘップルホワイトはジョージアン後期に活躍したデザイナー。
ジョージアン後期はまさに新古典主義が流行した時代であり、この新古典主義は主に建築家ロバート・アダムの手により広められました。ヘップルホワイト様式も新古典主義を基調としていますが、実用性と生産性をより重視し、形状や装飾が単純化されたデザインを特徴としています。

ヘップルホワイトのデザインで有名なのはやはりチェア。
背もたれの形がシールドもしくはハート型で、脚はテーパードレッグ。
テーパードレッグは足先にかけて細くなってゆくスタイルの脚のことです。

№3773/3774 ヘップルホワイトチェア

こちらはシールドバック。トップレールには実り豊かな麦が彫刻されています。




脚がガブリオールのものは、ヴィクトリアンの時代にリバイバルされたチェアによく見られます。




一方こちらはハートバック。ハートバックは柔らかで優美な曲線を描き、シールドバックとは違った魅力があります。

背もたれでチェアの種類を大別できても、それぞれ異なる繊細な彫刻やインレイが施されています。店頭でぜひご覧ください。

by A

0 件のコメント: