2022年8月7日日曜日

キドニーデスク、テーブルとは

キドニーとは腎臓のことでそのような形をしているデスクをキドニーデスクといいます。
イギリスの20世紀初頭のエドワーディアン朝時代に流行した形状で、18世紀末ネオクラシック気に活躍していたデザイナー、トーマスシェラトンが好んでいたデザインのためシェラトンリバイバルとも呼ばれています。

このそら豆状のフォルムのデスクやテーブルはへこんでいるほうが椅子を置く側で囲まれるような形になっています。

それでは当店で扱っているキドニー型の家具をいくつかご紹介いたします

まずは先日入荷したばかりのキドニーデスクです。



ウォールナットの杢目が非常にきれいに出ている天板が特徴的です
このデスクはフリースタンディングと言って、裏面まで装飾が施されているため部屋の中央において使うことができます。


続いても先日入荷したばかりのキドニーテーブルです



こちらはレザートップのテーブルで足の彫刻が魅力的で薄く細いフォルムでありながらも非常に存在感があります。

最後にエドワーディアンキドニーテーブルです。
天板が上下2枚ありそのどちらにもほら貝のインレイが施されています。天板の淵が波状であったり猫足に似た細い足が可愛らしいです。

現代の機械にデータを打ち込んで作るような方法ではこれらの家具のカーブをいちから製作するのは難しく、これらは手作業で作らないといけません。デスクは引出しまでカーブがついていたりと当時の職人たちの技術の高さが表れています。

2022年7月15日金曜日

椅子の裏張り修理事例

こんにちは

ウエストウッドです

最近、ありがたいことに修理のご依頼を多くいただいております。

椅子の修理は張替えや締め付けがほとんどですが、今回は裏張りの事例ついてご紹介いたします。

20年ほど使用された椅子で裏面にある不織布がボロボロになってきたので         新しい不織布に張替えをしました

張替え前は椅子を持ち上げようと指をかけただけで穴が開いてしまうほどもろく粉が舞ってしまうような状態でした


before


after

張替え直後は多少強くたたいてもビクともしません


不織布が劣化する原因として摩擦、湿気、直射日光などがあげられます

椅子の裏張りの場合、直射日光はあまり当たることはないですが
最近のような雨が多い時期ですとお部屋の除湿をしてあげると長持ちさせられると思います


当店では張替えだけでなく、締付けや塗装などのご依頼も受け付けております
無料でお見積りもいたしますので気軽にお問合せください

2022年7月9日土曜日

入荷のお知らせ

 いつも当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

長らくお待たせしていました入荷家具のコンテナが7月20日に到着予定となりました

今回の入荷では定番のアンティーク家具はもちろんG-PLANやアーコールと言ったヴィンテージの家具も入荷いたします

入荷予定の商品はHPの「入荷予定」からご覧になれます

https://westwood-jp.com/?mode=cate&cbid=2701870&csid=0&sort=n




入荷しました商品は順次修理、写真撮影を進めてい行きます。気に商品がありましたら優先して作業を進める事も出来ますので気軽にお問合せ下さい。


2022年5月31日火曜日

木の杢目について

 こんにちわ、WESTWOODANTIQUESです。

皆さんは杢目についてご存じでしょうか。

そもそも同音の木目は、木の断面に生じる年輪を指す言葉で、杢目は傷や気象等に起因する複雑な模様を指す言葉です。木目は多くの木材に見られますが、杢目は一部の木材にしか現れない希少なものなんですね。


当店で販売している家具はオーク、マホガニー、ウォールナット、ローズウッドがほとんどです。

それぞれに特徴的な杢目があるので今回はそれについて紹介したいと思います。


虎斑(とらふ):オーク


ナラ(オーク)やブナ、カシ類に見られる杢目で、大きく虎の毛皮のような縞模様から、虎斑(とらふ)と呼ばれています。
 木の中心部分から放射線状にできる組織「髄線」が表面に現れたものです。周りの組織と密度が異なり、細胞壁が薄いためコントラストが付き、光沢があって銀色にも見えることから銀杢(ぎんもく)とも呼ばれています。一見傷や欠点のように見えるかもしれませんが、実は虎斑の出ている部分はほかより摩耗に強く、いい木材の証なんです。



リボン杢:マホガニー





マホガニーヤサペリなどにみられる杢目です。交錯木理の木材を年輪に対して直角に切ると現れる木目で、光の具合によって順目と逆目が交互に縞模様になって見えます。縄目杢、矢羽根杢とも呼ばれています。
交錯木理*とは、いくつかの年輪層とその隣の年輪層とが繊維の方向を違え、旋回しながら成長することにより生じるものです。




縮杢:ウォールナット


ウォールナットやカエデ(楓・メープル)類などによく見られる杢目で、木目が波状に縮んでしわがよったように見える「杢」のことです。繊維方向の木目とは直交するように現れます。
縮緬杢(ちりめんもく)」「波状杢(はじょうもく)」とも呼ばれます
風雨により樹木が曲がったり、枝の重みで樹木に荷重がかかったりすることで生まれます。



これらの杢目の他に希少な杢目が店頭にある商品で確認できますので、気が向いたら探してみてください。


2022年5月27日金曜日

コールボックスとは?

コールボックス(caol box)とは石炭入れのことです。暖炉に使う石炭を入れる用途のもので現代ではあまり使われることはない珍しい家具です。


お店に来られるお客様に「これなにに使ってたんですか?」と聞かれる家具の一つです。







コールボックスは用途と形態によって名前が変わってきます。 石炭を必要な場所へ持ち運ぶ際には持ち手が付いたものを使用しコールバケツ、またはコールペイルと呼ばれ、暖炉の横に置くキャビネット型のコールキャビネットなどがあります。





当店で扱っている三つのコールボックスには取り外しが出来るバケツが入っているので、それで石炭を運んでいたようです。


当時のような使い方をするのは難しいかもしれませんが、新聞入れやダストボックスとして使ってみるのもいいかもしれませんね。




2022年5月21日土曜日

ペディメント

ペディメントとは、もとはギリシャ建築の寺院・その他の建造物の天頂の三角部分のことで日本建築の「破風」に該当します。


18世紀の家具では箱型家具、ブックケース、チェスト、キャビネットなどの頭部に使われました。デザインはストレート、三角、弓型(くし形)、ブロークン(破断)、スワンネック(白鳥の首)など色々なタイプがあります。



WESTWOODでもペディメントのある家具をたくさん取り揃えています。

ディスプレイキャビネット

ミラーバックサイドボード

ミラーバックサイドボード

ディスプレイキャビネット

ホールテーブル

エドワーディアンディスプレイキャビネット

この他にもたくさんのペディメントが隠れています。
是非、店頭またはネットショップで探してみてください。

2022年5月14日土曜日

ヴィクトリアン様式のお部屋について

 こんにちわ、WESTWOODANTIQUESです。
当店では19世紀~20世紀のイギリス・フランスの家具を取り扱っていますが、見るのは面白いけど部屋の雰囲気と合わないから買えない、、と考えるお客様もいると思います。

 そこで当店の家具が作られた時代は実際どんなお部屋だったのか、雰囲気作りの参考になればと思い時代ごとに少しづつですが説明させていただきます。

 今回は1840~1900年のヴィクトリア時代についてです。


この時期の特徴は
・家具や壁紙の色が濃い
・家具や装飾品、観葉植物などで部屋が埋め尽くされている
・重いカーテン
などが挙げられます

これらの特徴は持ち主が裕福さと趣味を披露するために、多くのものを寄せ集めたことからきています。

部屋全体がまとまっているような印象ではないですが、当時の家主たちは配置やデザインのクオリティより模様やごてごてした表面のデザインを重視している方が多かったそうです。

そういったこだわりからなのか日光やほこりから家具を守るためにカーテンを4層の厚さにして使っていたみたいです。


ご自宅では壁紙やカーペットに柄や色の濃いもの取り入れてみると当時のお部屋の雰囲気にぐっと近づくと思います。


ちなみに

ベントウッドチェア

バルーンバックチェア

 この頃にはバルーンバックチェアやベントウッドチェアが流行していました



明日まで全品20%OFFのクリアランスセールが開催しております。
是非この機会のお店に足を運んでみてください。