2015年9月22日火曜日

英国アンティーク家具 コファ

№4006 コファ
http://www.westwood-jp.com/furniture/4006.html


みなさまこんにちは。
シルバーウィークをいかがお過ごしでしょうか。

今回はコファのご紹介です。
ベットの傍におく収納機能を持ったテーブルです。
作りがしっかりとしているため、椅子としても座れます。
中に毛布やタオルケットを収納しておき、寒い夜などすぐに取り出せます。
オークで作られており、虫がつきにくいので、布を入れていても安心です。
装飾で毛布や布団の引っ掛かりをへらすシンプルなデザインになっています。

秋も深まり夜は寒くなってきました。コファにしまってあった毛布に包まれながら眠りに就いたら、素敵な夢が見れそうですね。



~新入荷のご案内です~

New Arrivalにて商品画像をご確認いただけます。
まだ金額が確定していないものもございますが、
近日中にみなさまにご案内できるよう準備致します。
ぜひ、ホームページをご覧ください。

2015年9月12日土曜日

アンティークランプ パフュームランプ

№0035 パフュームランプ
http://www.westwood-jp.com/lights/0035.html

みなさまこんにちは。
最近は、大雨による大洪水や、今朝方関東で起きた地震など不安な日々が続きます。
みなさまが安全に過ごせるように願っております。

もうじきキンモクセイが花を付け、あの芳しい香りを感じれる季節になりました。
一年のうちでも数日間しか花を咲かせないのに、からだははっきりとキンモクセイの香りを思い出します。この匂いを感じると秋も深まり、今年もあとわずかなのだと感じます。

今回はパフュームランプのご紹介です。
ロブジェ作のパフュームランプです。ロブジェは他にも多くのパフュームランプを作っており、そのほとんどが異色熔かし込みが用いられています。ガラスの素地の中に異なった色を熔かし込み、マーブル模様を作る技法で、色合い豊かな表情を持たせることができます。
異色熔かし込み(ヴィトリフィカシオン)
無灯時には青色の粉ガラスが表面を覆い、点灯すると雰囲気を一転しオレンジ色が顔をだして、なんとも鮮やかに光りあたりをオレンジの光で包み込みます。。
ランプ上部にはパフュームオイルを入れる窪みがあり、光源の熱でオイルを気化させ香り立たせます。

乾燥しだしすこの時期には空気も澄んで、オイルの香りが際立って感じられるはずです。
鮮やかな光と、オイルの香りで癒されてみてはいかがでしょうか。

2015年9月7日月曜日

鍵穴プレート

みなさまこんにちは。日々いかがお過ごしでしょうか。

商品の手入れをしていると英語で記されたメモなどが思わぬところから出てきたりします。修復に関するメモがほとんどではありますが、そう言ったメモを見つけるとイギリスから手紙をもらったように思えて嬉しくなります。
westwoodでは、鍵付の家具を取り揃えておりますが、中には長年人々の手に渡り、鍵が紛失しているものも多々あります。その様な開かずの扉になっているモノの中には何が入っているのでしょうか。

№8108 鍵穴プレート×3
http://www.westwood-jp.com/etc/8108.html
№8109 鍵穴プレート×4
http://www.westwood-jp.com/etc/8109.html
























今回は修復・改造に関するお話です。
写真は鍵穴に取り付ける真鍮製の金具です。経年により味わい深い風合いを放ち、ずっしりとして重量感があり、置物としてもご利用いただけるかと思います。
アンティーク家具の金具は、当然破損や腐食してしまいます。また、木材も劣化してしまいます。オリジナルのまま使用するのもとても素敵なことですが、好みに変えてより愛情を注ぐこともアンティーク家具の楽しみ方の一つです。
westwoodには専属のアンティーク修復士がいます。アンティークの風合いを壊さずに修復や、改造・サイズ変更も承っております。
全体のバランスが著しく崩れてしまう様な修復・改造はあまりおすすめできませんし、壊れたままで使用し続けるのは絶対におすすめしません。
一部破損個所があれば全体の劣化を早めてしまいます。また、破損により怪我をすることもあります。
みなさまの大切なアンティーク家具をより長く使い続けていくお手伝いができたら幸いです。
その際は是非お気軽にお問い合わせください。




2015年9月5日土曜日

英国アンティーク ミラーバックサイドボード

http://www.westwood-jp.com/furniture/3237.html


みなさまこんにちは。
Westwoodの近所にある公園では、櫓が組まれ祭りが行なわれています。日中には山車を引く子供たちの活気ある声が響いてきました。また、大人は神輿を担ぎ、賑わいを見せています。
地域にとっては貴重な一日なので天候に恵まれることを願うばかりです。

今回は、装飾が映えるオークのサイドボードをご紹介いたします。
幅、高さがあり存在感・重厚感のあるアイテムです。細部を見ても非常にしっかりした高品質の木材が使われており、状態は非常に良好です。
天板上左右の柱には、ギリシャ建築を思わせるような彫刻(フルーティング)が施されており、気品と格式の高さを感じます。






















アカンサスとシェルの装飾からは力強さが伝わってきます。また、オークの明るい色合いが陰影を強調し、光の当たり具合で様々な表情を見せてくれます。
マホガニー・ウォールナットなどに施される、インレイの繊細さと色彩豊かな装飾も魅力的ですが、このサイドボードに施されている様な装飾の力強さや、木目の表情を活かすといった点においてはオーク最大の魅力と言えます。


夕方になると、オレンジのランプにオークの色合いが際立ちます。
季節が移り変わり秋へとなっていく中で、ランプの暖かな光とライトオークの色が溶け合い、季節に同化していくようです。
西洋では、オークの時代と呼ばれる時代があります。家具の材質に適したオークが主流になった時代を指します。それ程西洋では重宝される木材なのですが、このオーク日本でも非常に馴染みのある木材で、日本ではナラ(楢)と呼ばれています。


ナラといえば、クヌギなどと同様に秋にはドングリを実らせる樹木です。
ゆえに、西洋アンティーク家具であっても日本人の肌や、部屋の雰囲気に馴染むのかもしれません。
いつも接している家具の材質を知ることで、より愛着が生まれると思います。ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

2015年9月4日金曜日

Baccarat ~バカラクリスタルの魅力~

本日はBaccarat(バカラ)のご紹介です。
バカラクリスタルと言えば知らない人はいない、と言ってもいいほどに世界に知れ渡ったクリスタルテーブルウエアのメーカーですね。その歴史は古く18世紀後半まで遡ります。
ヨーロッパにおけるガラス工芸の伝統からやや外れていたフランスでは、食文化が進みサロンが発達します。しかしサロンで使われる高級テーブルグラス類は、ほとんどがボヘミアなどのガラス工芸の先進地からの輸入で賄われ、その輸入量・輸入額は年を追うごとに増大していました。フランス国王ルイ15世はなんとかして自国産業を振興させ、自国生産でそれを賄いたいと考えました。

フランス国王ルイ15世

フランス東部のロレーヌ地方バカラ村では、唯一の産業であった製塩業が原料採取の悪化や、度重なる戦争の影響で廃業に追い込まれていました。製塩業と、製塩に使用される燃料の薪炭を供給する林業の就労者たちを救済するため、新たな事業を開発しなければなりません。フランス東部のロレーヌ地方の統主モンモレンシー・ラバル司教は、バカラ村の豊かな森林と水資源を活用し、燃料を大量に使用する窯関連の企業を興すことを考え、高級クリスタル工場の設立を国王ルイ15世に請願し、特許権を賦与されます。(1764年)
翌年の1765年、バカラ村を流れるムルト川畔にガラス工業を設立、当初は設立者のアントワーヌ・ルノーの名を冠した『ルノー・ガラス工場』という名称でスタートしました。
そして3年後の1768年『バカラ・ガラス工場』に改名されます。
※バカラの歴史はルイ15世の認可を受けた1764年からとされてます。
その後幾度かその名称を変え、倒産し、買収されることを繰り返しながらも、工場は廃絶されることなく順調?な発展を遂げてゆくのです。

ブランドマーク
1936年以前は紙製でした

3世紀もの歴史を持ち現代につづくバカラですが、19世紀後半から20世紀前半に制作された繊細なカットやグラヴュール(銅製のウィールを使った彫刻技法)、エナメル彩など、職人たちの“手による仕事”が最も成熟していたころの作品を『オールドバカラ』と呼びます。
westwoodにもオールドバカラがございますので本日は3点ご紹介致します。


№8163 HARCOURT ワイングラス
バカラを語る上で外すことのできない名作『HARCOURT アルクール』
1828年に作り出されて以来、現代に至るまで作り続けられています。こちらのタイプはステムの長いワイングラスで被せガラスという技法で作られています。単色ガラスにはない紋様が楽しめます。
ステム部分をよく見ると太さが違います、これも手仕事である証しです。


№8162 MOLIERE ワイングラス
色鮮やかな赤が目を惹く『MOLIERE モリエール』
1890年から1920年まで生産されました。繊細な縦のカットが上昇する気泡のようで大変綺麗です。


№8133 NANCY タンブラー
№8168 NANCY ピッチャー





















フランスロレーヌ地方の地名を冠した『NANCY ナンシー』
1867年から2004年まで生産されました。現在タンブラーは6脚在庫しておりますが底面のブランドマークがないものがあります。これは1936年以前に製作されたもので当時紙に印刷されたブランドマークが使用されており剥がれてしまったと推測されます。

オールドバカラのほかにも素敵なガラス器を多数取り揃えております、是非ホームページをご覧ください。
http://www.westwood-jp.com/ctg/e_glass.html



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2015年9月1日火曜日

アンティーク置時計


http://www.westwood-jp.com/etc/8215.html

 みなさまこんにちは。
近頃日が暮れるのが早くなり、家具が暖かな光に包まれる時間が伸びてきました。照明が映えるWestwoodでは、夜になるほど幻想的な空間へと雰囲気を変えていきます。
みなさまもこの暖かな光を感じにぜひご来店ください。心よりお待ちしております。

さて今回は、置時計を紹介します。
小ぶりのアンティーク置時計です。ゼンマイを動力とし、ネジを回せば今でも正確な時を刻みます。分針が12時を指すごとに、ベルを一回ずつ鳴らし、1時には1回.5時には5回といった具合にベルが鳴ります。

 


















この置時計の最大の魅力は何と言ってもムーブメントが見える点です。
裏面の窓を開けてネジを回す仕様で、ムーブメントを見ることができるほか、左右のガラス張りの窓からも中の内部の精巧な作りを見ることができます。
機械仕掛けなムーブメントを見ることで、近代産業の発展を感じることができます。


フロントにはアカンサスの装飾が施されており、繊細な装飾があしらわれています。
全体がシンプルであるがゆえに、内部に秘められたムーブメントの精巧さが活き、飽きの来ない愛着をもたらしてくれます。


夜も深まり始め本を読むには良い季節となってきました。
時計の秒針が、読書をするのに小気味良いリズムを与えてくれます。読書に没頭してベルの回数で我にかえる。そんな風情ある時間を過ごせしてみてはいかがでしょうか。
デジタルにはない、アナログの良さを感じられる、そんなアイテムです。
ぜひベルの音色を聴きにいらしてください。