2016年2月28日日曜日

英国アンティーク リボルヴィングブックケース

みなさまこんにちは。
早いもので2月もあと数日ですね。
今年はうるう年なので4年に一度の誕生日を迎えられる方もいらっしゃるかと思います。
29日に誕生日を迎えられる方がいらっしゃいましたら、うんとうーんと満喫してください。

№3115 リボルヴィングブックケース
http://www.westwood-jp.com/furniture/3115.html

今回はリボルヴィングブックケースをご紹介いたします。
このブックケースはシノワズリを連想させる様なデザインで形も珍しく、
なかなかお目にかかれないアイテムです。
リボルヴィングとは「回転する」の意味で、その名の通り本棚のある上部が回転します。
このアイテムは状態が非常に良いので、回転に歪みや軋みもなく滑らかに回ります。
各面が本棚になっているので、お好みの本をジャンルで分けることができます。
本棚サイズはW34×D18×H26となっています。
残念ながら高さのあるカタログやファイルは収納できませんが、
通常の本でしたら楽に収納できます。

キメの細かい上質なマホガニーで作られており、気品が漂います。
天板を見ればこのマホガニーがいかに上質なものかが伺えます。
派手な装飾がなくとも実に味わい深い風合いを持っています。

側面にはカッティングが施されており、開放的な空間を演出しています。
また、カッティングされた板をビスで止めてあるのですが、
規則正しく配列された金属のビスが良いアクセントになっています。

脚はすらりと伸び、足元の空間を広々と確保しています。
シルエットを見ると全体的に軽快な印象を与えています。

このアイテムを待ち時間のかかってしまう店舗などに置いたら、
さぞ目に止まり興味を引くアイテムになることでしょう。

私のイメージの話になりますが、
このアイテムが美容室等にあったなら、
お店の店長のセンスに感心し信頼してお任せしてしまうと思います。

このアイテムをどの様なお客様がご覧になり、購入されるのか楽しみに思います。



2016年2月22日月曜日

オークのウォールミラー

みなさまこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
はっきりしない天気が続き、気分があがらないこともあるとは思います。
ですが、一週間は始まったばかりです。
天気に左右されずに元気で活力ある一週間にしていきましょう。

№3436 ウォールミラー
http://www.westwood-jp.com/furniture/3436.html
今回はスタッフオススメのオークのアイテムを紹介致します。

彫刻が迫力満点のウォールミラーです。
アカンサスの手彫り装飾が力強さを感じさせます。
人の手で彫られているので若干ずれているところもありますが、
そこがなんとも味わい深く、唯一の価値を生み出しています。
ミラーには腐食や傷もなく良好です。
鏡面の大きなものなので、玄関などに飾ると重宝するアイテムです。

やはりこの様な彫刻の施されているものはオークがよく合います。
アカンサスの彫刻は躍動感に溢れています。

このアイテムは、オークの中でもかなり色の濃いものになります。
オークの特徴の一つトラフ杢がわかりにくく感じるほどです。
ですが、丁寧に磨きあげると驚くほど黒く光り、
明るいオークには出せない艶感が出てきます。
マホガニーの様にキメが細かいものとも違う美しい光沢です。
磨き上げた時にはトラフ杢がしっかりとわかり手入れの大切さを思い知らされます。


取り扱う商品全てに思い入れがありますが、
オークの質感の美しさの中では最もオススメしたいアイテムです。
オークのアイテムをお探しの方、オークが好きな方には
ぜひ一度ご覧いただきたい逸品です。

2016年2月21日日曜日

家具の手入れ ~色いれ・タッチアップ/ワックス掛け~

みなさまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
昨日の雨から天気は回復して、日差しの気持ちい日曜日になりそうですね。
今週の半ばにはまた雨が降るそうなので、今日の内に洗濯物を干しておくと良いようです。
春のような陽気だったり寒さが戻ってきたりと、今年の冬は何とも衣替えしにくい季節ですね。

№4282 ダイニングチェア
http://www.westwood-jp.com/furniture/4282.html
今回は、色いれ・タッチアップとワックス掛けについてお話します。
 この2脚は同時に入荷したもので、手前にあるものはこれから手入れするもの、
奥にあるのが手入れ済みのものとなります。
アンティーク家具は手入れ次第で輝きがまるで違ってきます。
一つ一つ丁寧に磨き上げることで、愛着もわきます。
長く使われていなかったものは塗装が白茶けてしまっていることが多く、
全体的に古ぼけた印象になってしまいます。
手入れ前
いたるところ塗装が落ちてしまい、白茶けています。


アンティーク家具の中にはペンキが付着していることが多々あります。
製作時工房に置いてあるときについたものなのか、
使用しているときについたものなのかわかりませんが、
入荷してきたアイテムにはそこかしこについています。
まずはこれらを綺麗に取り除いていきます。
この時にキメの細かいヤスリを使用するのですが、深くヤスリすぎないように気を付けています。
その後、もともとの色味に合ったステインをムラのないように綺麗に塗っていきます。
隅々まで見落としのないように塗り、蜜蝋ワックスで仕上げます。

手入れ後
ヤスリ/色入れ・タッチアップ/ワックス


作業としてはヤスリ/色いれ・タッチアップ/ワックスと単純ではありますが、
これらの仕事を丁寧にこなし、お客様に気に入っていただけるよう心を込めて仕上げています。
シェラックニスを塗る際は色いれ・タッチアップの次に行います。
ニス(アンティーク塗装)はタンポずりという方法で行ないますが、
これはすべて手作業なので特に注意を払いながら塗装します。

ここで、手入れのコツをみなさまにお伝えします。
綺麗に仕上げるためのコツは、なんといっても丁寧に仕上げる事です。
最初はやる気に満ちていても、途中から集中が途切れてしまったりします。
大きなものだったり、数脚揃っているものは特に大変です。
しかし、途中で諦めてしまうと色合いにムラが出てしまいます。
しっかりと時間を確保してのんびりでも良いので
愛情もって仕上げていくことが何よりも大切なのです。


写真の通り、手入れをすることで表情がまるで違ってきます。
みなさんのお宅にある家具も是非手入れをしてみてください。
ウエストウッドで使用している蜜蝋ワックスは、店頭にて販売もしております。
また、クリーニング・再塗装も承っております。
長く大事に使っていくための手入れを、
暖かくなってきたこの機会にいかがでしょうか?

2016年2月19日金曜日

英国アンティーク ショーケース

みなさまこんにちは。
今年の冬の寒暖差のせいか、インフルエンザが特に流行っているそうです。
小学校などでは学級閉鎖になる程ほどだそうです。
暖かい日が続き梅だけでなく桜も開花しだしていますが、ウィルスが増殖するには絶好の環境となっているようです。
みなさまうがい手洗いを念入りに行なってください。
健康な体で春を迎えましょう。
№3493 ショーケース
http://www.westwood-jp.com/furniture/3493.html
今回はショーケースをご紹介いたします。
スタンダードな全面ガラスのショーケースです。
ショーケースは輸入のリスクが高いので、この様な大きな英国アンティークのショーケースにはなかなかお目にかかれないかと思います。
当店でも取扱いに関して、他の家具以上に神経を使って搬入し展示しています。
輸入が難しいとは言ったものの、イギリスのディーラーにはショーケースを専門に取り扱うところもあり、まだまだ需要の高いアイテムです。

ガラスの棚板は3段あり、この中に飾られたアイテムを美しくみせます。
これだけの大きなガラスを細い木材で支えていれるのは、マホガニーと言う高級木材の硬さがあればこそです。
マホガニーの濃く赤みがかった縁がショーケースの輪郭をハッキリ見せ、内部に飾るアイテムを惹き立ててくれます。
裏面に扉があり一面全部が展開されるので、ガラスの棚を抜いて背の高い大きなものも飾ることができます。

足はガブリオールレッグで、短く細いながらもしっかりと全体を支えています。
お店のディスプレイにも最適ですが、ご家庭においても自慢のアイテムになります。
ガラスは汚れなどがありましたが、当店スタッフが丹精込めて磨き上げ非常に綺麗に仕上がっています。
ご来店の際にはぜひご覧いただきたいアイテムの一つです。

みなさまでしたらこのショーケースにどの様なものを飾りますか?
みなさまの大切なお気に入りのアイテムをより美しくみせてくれると思います。
飾り棚をお探しの方にチェックして頂きたいアイテムです。

2016年2月15日月曜日

英国アンティーク サービングテーブル

みなさまこんにちは。
最近はとても暖かい日が続いていたので、今日の寒さが身にしみますね。
みなさま昨日はバレンタインデーでしたが、女性の方はどなたかにプレゼントされましたか?
また、男性の方はプレゼントもらえたでしょうか。
もしかしたら昨日と今日の気温差ががくんと下がっているのは、バレンタインの期待が天候に影響したのでしょうか。
今年は日曜日だったこともあり、同僚の方に渡さないとテレビのインタビューでやっていました。
チョコ一つ、お菓子一つでこうも物語があるなんて、日本の奥ゆかしさを感じますね。


№4101 サービングテーブル
http://www.westwood-jp.com/furniture/4101.html

今回はサービングテーブルのご紹介です。
〝Serving Table〟
ダイニングルームでお皿やガラス器、ナプキンなどを入れておく補助的な家具料理を取り分けるのに使われた

天板は広々とし食器を並べるには十分な面積があり、横長になっているので壁に沿わせやすく使い勝手が良いアイテムです。
また、全体を見回しても大きな傷もなく状態は良好です。
日常の普段使いよりも用途が絞られるこのアイテムには、高級木材マホガニーの気品と上質な質感が良く合い、ワンランク上の食卓を演出します。

リーフにはエッジ加工が施されており、機能美と装飾美を持ち合わせています。
引き出しが2杯付いているので、必要な物を分けて収納できます。
引き出しの持ち手は、天使がモチーフの装飾金具がついています。
金具一つをとってもこだわりが感じられ品質の高さがうかがえます。
ガブリオールレッグの脚がすっと伸び、細く美しい脚が軽快さをあたえています。
引き出し下部には空間が大きく空いているので、小振りなトロリーやサイドテーブルも収納できます。

日本には料理を配膳するのに、このようなテーブルを用いることはありません。
人々の食文化が必要に応じた家具を生み出して、豊かな空間・時間を作り上げていきました。
食べ物からも文化は生まれ、家具が生まれていくのは、なんだか不思議な感じですね。

2016年2月7日日曜日

羽田弦ヴァイオリンズ様へ納品させていただきました

みなさまこんにちは。
東京は気持ちのいい快晴!とてもきれいな青空!ですが寒いです~
しばらく寒い日が続くようです、防寒対策しっかりとなさってください。

さて本日は納品事例のご紹介です。
羽田弦ヴァイオリンズ様へ家具を納入させていただきました。























はい、その名の通りバイオリン屋さんです、渋谷区桜丘町で楽器の販売・修理修復をされています。
工房併設の店内には丁寧に手入れされたバイオリンをはじめとする弦楽器がたくさん並んでいます。楽器に関しては全くの無知なのですが、機能美というのでしょうか、すごくかっこよくてたくさんお話も聞かせていただきました。























今回小物を展示するための家具をお探しでした。当店から近いということもあり、ご検討いただいている家具を実際に置かせていただいたうえで 決めていただきました。気に入ったものがみつかりよかったです。アンティーク楽器とアンティーク家具、やはりばっちり合いますね!






















また、楽器の修復も我々の仕事と似たところが多く、ついあれやこれやと質問攻めしてしまいました。。オーナーの羽田様もとても気さくな方で楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

























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Hadagen Viorins / 羽田弦ヴァイオリンズ

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町27-5 シャトレ押田103号※要予約
TEL:03-6455-0903 FAX:03-6455-0902 
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2016年2月2日火曜日

張り替えをして生まれ変わったキャビネット

みなさまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
明日は節分ですね。小さなお子さまがいらっしゃるご家庭ではお父さまが鬼の役を演じられるのでしょうか。
また、節分には恵方巻きを食べる文化もあります。今年の恵方は南南東だそうです。
鬼を演じるのも、みんなで南南東を向いて恵方巻きを頬張るのも想像するだけでなんとも微笑ましいですね。


№4329 エドワーディアンインレイキャビネット
http://www.westwood-jp.com/furniture/4329.html
今回は張り替えをしたアイテムをご紹介します。
工房に張り替え依頼をしていたキャビネットが返ってきたのでビフォア―アフターをご覧ください。
ウエストウッドでは入荷時の状態を保ち、基本的に生地の張替えなどは行わず販売しております。
もともとの質感や材質を大切にし、お客様に経年の趣を味わっていただきたいためです。
しかし、今回のアイテムに関しては生地ににおいがついてしまっていたのと、経年によって剥がれてしまっている箇所や傷ついてしまっているところがあったので張り替えをおこないました。





もともと生地は布が張られていました。
とても良い生地でしたが、布ではにおいが付着しやすく消臭しにくくなってしまいます。
また、生地の張りつけには水性のりを使っているので、水拭きなどもできなくにおいを取るのが難しいのです。
現代では良質な壁紙があるので、においも付着しづらく長く使用していただけます。



今回張り替えは白い生地にしてもらいました。
このキャビネットは濃い色合いのマホガニーなので、白い生地と非常に合っています。
モノによって生地の張り方や手順は異なりますが、このキャビネットは背板を外し棚板一枚一枚に生地を張っていくシンプルな物でした。
張り替えひとつで大工事になってしまうものもあるので、そういった場合構造をよく理解した職人の腕が光ります。

最近ではDIYが流行し、自ら家具を作成する方が多くいらっしゃいます。
そのような方々はシンプルな構造の家具でしたら、張り替えをチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分で張り替えることでより愛情を注げますし、アンティークをより深く理解することができると思います。
「張り替えたいけど、自分で張り替えはできない」とお考えの方は、ウエストウッドにお申し付けください。
当店では修理修復や、生地の張替えを承っております。
アンティーク家具を熟知した工房の職人が丁寧に仕上げます。

今回は張り替えるアイテムがあったのでその紹介をしました。
張り替えによって雰囲気を変えることも長く使っていくには非常に良いことです。
ですが、もとあった生地を使い続けることもとても素敵なことだと思います。
お使いになるみなさまが気に入って使える状態がベストではありますが、手を加え過ぎたものよりも歴史を感じる使い込みが味わい深いと思います。
ウエストウッドではその家具の歩んできた歴史も一緒にお届けしたいと考えています。
ピカピカの新品にはないアンティークの質感をぜひ肌で感じにいらしてください。

2016年2月1日月曜日

ミラーバックサイドボードをお届けしました

みなさまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
2016年になりあっという間に1ヵ月が経ってしまいました、、寒い日が続いております、風邪などひかれぬよう暖かくなさってくださいね。

本日は納品事例のご紹介です。
インターネットから当店ウェブサイトのマーケットリーミラーバックサイドボードをみつけ、店頭まで足を運んでいただき実物を見て決めていただきました。誠にありがとうございます。


慎重に搬入し、お部屋に配置して思ったことは、店にあるときよりもいきいきとして美しい!ということです。大事に使われ現代に至るこの家具は、ご主人様のもとまたかわいがられていくのでしょう。お部屋に新しい彩りが添えられました。


奥様がコレクションされているオールドバカラを中心としたガラス器を飾ります。素晴らしい品々とサイドボードの繊細なマーケットリーがつい近寄って見たくなる衝動をおこさせます。
そして以前からこのお部屋にあったかのような佇まい、お部屋にすっとなじむのもアンティークの特徴のひとつですね。
K様、この度は誠にありがとうございました、今後とも宜しくお願い致します。
コーヒーとケーキとてもおいしかったです。


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