今月のブログは新入荷を数多くご紹介してきました。
簡単ではありましがみなさまにアンティークの良さをお伝えできたでしょうか。
今後はまたそれぞれにフォーカスしてブログを更新していきますので、ぜひお楽しみにお待ちください。
さて今回はキャビネットをご紹介致します。
今回でカテゴリ別のブログは最後となりますが、
最もみなさまにご紹介したかったアイテムがキャビネットでしたので、
このカテゴリをオオトリにさせていただきます。
では、オオトリにふさわしいアイテムをご紹介いたします。
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№4452 サーペンタインキャビネット http://www.westwood-jp.com/furniture/4452.html |
このアイテムこそ今回の入荷で最も希少性の高いアイテムです。
サテンウッドの杢目は何とも滑らかで、絹のような質感を持つのが特徴です。
サーペンタイン(波状形状)に合わせた曲線ガラスがまた精巧に作られ、
サーペンタインのフォルムを活かしきっています。
そしてフロント・サイドに全体の印象を引き締めるかの様にペイントが施されています。
描かれた花々は写実的で、さながらキャンバスに描かれた絵画の様です。
荘厳にして優雅なこのキャビネットは、
イギリスのディーラーでさえも10年に1度出るかどうかと言わしめる程の逸品です。
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№4394 ハーフムーンキャビネット http://www.westwood-jp.com/furniture/4394.html |

続きましては、ハーフムーン型で高さのあるマホガニーキャビネットです。
曲線ガラスが1枚1枚はめ込まれています。
ガラスの起源は古いものですが、アンティーク家具に用いられているガラスは薄く、
またこの様に曲線を作るには高い技術が必要でした。
いかに技術力が高かったとしても、現代のガラスの精度には及びません。
しかし、アンティークであるが故のゆらめいたガラスはオリジナルの証しとなります。
もう一つの特徴としましては、棚板が半円状にカットされている点です。吹き抜けになっているので、背の高いものと低いものを混合して飾ることが出来るデザインです。
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№4441 ステンドキャビネット http://www.westwood-jp.com/furniture/4441.html |
フロントには棚の視界を邪魔しないエメラルドグリーンが目を惹くガラスがはめ込まれ、
上部にはインレイ(象嵌)が、フロント部には大ぶりなアカンサス彫刻が施されています。
どれか1種類に絞って散りばめてもメインになれる装飾を、一つのキャビネットに凝縮しています。
しかし、どれもそれ以上の主張はせずに絶妙に混合させていますね。
一見よくばりにも見えるアイテムですが、互いの主張を尊重し合い見事に統一感を生み出しています。
ガラスで透過する内部空間と、インレイと彫刻による平面立体表現。
このアイテムは様々な装飾の集大成とも呼べるキャビネットです。
今回の新入荷商品のご紹介はいかがでしたか。
まだまだ、まだまだ紹介したいアイテムはたくさんあります。
語りつくせない程の魅力を持ったアイテムが1年の内でも最も多く出そろうこの時期に、
アンティークを少しでも多くの方々に知っていただければと思います。
入荷から1か月が経ち、徐々にアイテムも減ってきています。
気になるアイテムがありましたら、お気軽にお問合せください。
ウエストウッドのスタッフがみなさまのアンティークライフのお手伝い致します。
新入荷のURL/http://www.westwood-jp.com/ctg/newarrival.html