2017年3月28日火曜日

チッペンデールスタイルのハーフムーンカップボードを紹介します。

みなさまこんばんは。
ここ数日花見途中に来店される方を多くみます。
特に川沿いの桜は水面に散った花びらが美しいとのことです。
このブログでは良く季節を取り上げますが、季節の巡りを早く感じます。
4月から新年度に入りますが、新年度も季節の移り変わりを楽しんでいきたいですね。

さて今回はハーフムーンカップボードをご紹介します。
№4456 チッペンデールハーフムーンカップボード
http://www.westwood-jp.com/furniture/4456.html
チッペンデールスタイルのハーフムーンカップボードです。
キメの細かいマホガニーが全体に上品さを漂わせていますね。
ハーフムーンの素晴らしいところはなんと言ってもこの曲線でしょう。
お部屋の壁に物足りなさを感じたのならこのアイテムが最適です。
幅を取らずにメインをはれるそんなアイテムです。
天板は置物を飾るのに十分なスペースがあります。
美しく仕上げられた表面から味わい深い杢目楽しめます。
縁取られたリーフエッジが天板の平面を活かしつつアクセントを与えています。
中でも特に私が気に入っている点はこのフロント部分です。
ガラスを活かす様にシャープな木枠で、
内部に飾るものをしっかりと魅せるための配慮が感じられますよね。
内部には2段のガラス板があり、内部に光を取り込みやすい設計になっていますね。
このカップボードをしっかりと支える脚にはボール&クロウが施され、存在感を放っています。
丁寧に彫り込まれたアカンサスが、脚元まで抜かりなく作り込まれています。
ハーフムーンタイプのものには猫脚が多くみられますが、
家具は脚の出来によって大きくイメージを変えますがこれは一つの完成形と言えるでしょう。

最初に書いた様に、ぽっかり空いた壁のスペースにはぎっしりと棚を詰めるのも良いですが、
メインを一つに絞って魅せる事もまた、空間を演出するのに適しています。
このカップボードは角のないハーフムーンタイプの可能性を感じられるアイテムです。

2017年3月27日月曜日

ベントウッドチェアのメンテナンスを少し紹介します

こんばんは。
今日は雨が堪える一日でした。
春と秋の雨は前後の天気に関係になく寒かったり生温かかったりと、気温の読めない雨ですよね。
まだしばらくは雨の日はしっかりと防寒対策が必要ですね。

さて今回は商品として準備中のベントウッドチェアをご紹介します。
まだ商品になる前のアイテムで、塗装と締付けを行なっています。
画像の段階では、全体にステインで塗装をしています。
ステインを塗装するだけでもかなり艶感が戻ってきています。
脚部に締付けが必要であり、解体しながら接着剤で圧着していきます。
特にベントウッドチェアはビスで固定されているものが多いため、簡単に解体することができます。
逆に木組みのものは緩んでいたとしても、完全に接着を剥がすのに苦労します。
こう言ったものは職人に任せ、しっかりと工房で仕上げることが重要になってきます。

安価だからと質が落ちるわけではなく、メンテナンスしやすい利点もあります。
木工の経験がなくても家具を直すことが出来たりするので、
簡単なものはチャレンジしてみると良いかもしれませんね。
自分で直しながら大切に使用していけたらもっともっと愛着が湧いてきますね。

2017年3月21日火曜日

スモールドローリーフの再塗装をしました

みなさまこんばんは。
今日は一日中雨でしたね。三連休の天気はもって良かったですが、
週明けの仕事始めには少し気分が落ち込んでしまいますね。
それでも寒さを感じる程の気温ではなかったので、冬は去ったのだなぁと感じる雨でした。

この三連休にドローリーフテーブルの塗装を行なっていたので、
雨でも屋内で出来る仕上げ工程まで進めていて良かったです。
と言うわけで、今回は店頭で仕上げたドローリーフのご紹介をしようと思います。
今回は№4407スモールドローリーフテーブルを再塗装しました。
天板とリーフが日焼けによりツートンになっていたアイテムです。

輪染みやスレもあったので、再塗装するのにちょうど良いタイミングでした。
このアイテムはオークの突板を使用していたため、研磨には特に慎重さが必要でした。
こちらが、研磨後にステインで再塗装した状態です。
研磨によって大きな傷や、輪染みは見えなくなりましたが、
元々の素地の色合いもあり、なかなか天板とリーフの色合いが合わず苦戦してしまいました。
そしてこれがシェラックニスで仕上げた写真です。
ニスを塗っては研磨し、また塗って、幾重にも塗装をして均一に仕上げていきます。
ニスの塗り立てですごく艶感が出てしまっていますが、
ワックスを掛けたり、人の手に触れることでゆっくりと落ち着いた艶感になっていきます。
今ではどの面に輪染みがあったかもわからない程です。

これからこの塗装面がゆっくりと馴染んでいくのが楽しみでなりません。
作業もお客様の目を惹き、良いパフォーマンスにもなったかと思います。
昨日作業している時には熱心にご覧になっていかれた方もいますので、
もしかしたら、馴染んでいく様子をお店で見る機会はないかもしれませんね。
塗装が必要なアイテムはまだありますので、これからも作業していきます。
ぜひみなさまに作業風景をご覧いただきたいと思います。



2017年3月20日月曜日

店内を模様替えしました

先日店内の模様替えをしました。
ご家庭では家具の移動を行なう機会はなかなかないと思いますので、
定期的に模様替えを行なっているウエストウッドでイメージを固めに来てはいかがでしょうか。



ネットショッピングで様々なものを購入出来る時代になったとは言え、
高価なものなら良く吟味して選びたいですよね。
アンティークですと特に状態などを気にされると思います。
サイズ感や色味も実際に見て選ぶことが出来るのが店舗における利点です。
みなさまにはウエストウッドに来て目で見て触れて匂いを感じて、
本当に肌に合うものを選んでいただければと思います。

2017年3月14日火曜日

新生活にピッタリのテーブルを探しませんか

みなさまこんばんは。
本日はホワイトデーです。
2月のバレンタインデー程世間が湧くイベントではありませんが、
勇気を出してアクションを起こした女性にとってはこれまた大切な一日になることでしょう。
理由や内容は何であれ、日々の中に特別な日があることはとても素敵な事ですよね。

新生活シーズンが近づき多くのお客様が来店されます。
年齢も様々で、カップルやご夫婦の方々も多くいらっしゃいます。
やはりこの時期の売れ筋アイテムと言えばダイニングテーブルやサイドテーブルでしょう。
昨日もチッペンデールダイニングテーブルやゲートレッグテーブルを倉庫から移動してきました。
№3800 チッペンデールダイニングテーブル
http://www.westwood-jp.com/furniture/3800.html
№4383 ゲートレッグテーブル
http://www.westwood-jp.com/furniture/4383.html
お客様が食事や作業をするのに適したものをゆっくり吟味されていくお姿は、
どなたも新生活の期待感を纏った素敵な表情を浮かべています。
とりわけ今回は新築やリフォームの際に家具の購入をお考えの方が多く感じられました。
いずれにしても、人生の大きなイベントの中で、当店の家具を選んでいただけることは大変嬉しく思います。

入荷から1ヵ月が経ち、徐々にアイテムが売れて来ています。
展示しているアイテムのバランスを考えながら、日々アイテムを入れ替えていますので、
もっともアイテムが潤っているこの時期にみなさまにご覧いただきたいと思います。
また、このシーズンは運送業者さんは繁忙期を迎えますので、ご購入の際はお早めに。

2017年3月10日金曜日

再塗装中のチェアです

みなさまこんばんは。
明日で東日本大震災から6年が経ちます。
東京に住んでいる私でさえも、今尚鮮明に覚えている程ですから、
被災された方々にとってはなによりも特別な日になると思います。
地震や災害の度に、このブログの記事にしてきました。
もしかすると、この様に取り上げるのは当事者の方々には良く思われないのかもしれません。
ですが、日々起こる災害を忘れないためにも、このブログを借りて書いていこうと思います。
故郷に戻られる方、新たな土地で暮らすことを選んだ方、
どちらの方々も幸せに暮らせるように祈っております。

さて前回のブログで再塗装の件について書かせていただきました。
このチェアはまだ塗装中ですが、途中経過もあまさずご覧いただけたらと思います。
こちらのタブチェアは入荷したばかりですが、入荷時からアーム部分の塗装が薄くなっていました。
使用感があり味わい深い質感にはなっていましたが、ニスも落ちてしまっていたため、
今回は再塗装に踏み切りました。

使用感を大切にしたいと常々考えてはいますが、ニスが落ち素地が出てしまうと、
湿度の変化や日光の影響を直に受けてしまうので、長く使用していくためにも再塗装が必要と判断しました。
素地を傷つけてしまわない様に、きめの細かなヤスリで塗装を落とし、
マホガニーのステインで塗装をしました。

やはり木材は乾燥しており、良く吸い込むほどでした。
しっかりと吸い込んでくれたおかげで塗装のムラもなく、綺麗に仕上がっています。
この作業を数回繰り返し色がのらなくなったところで、ニスを塗装していきます。
現代ではニスをスプレーで仕上げることが出来ますが、
このチェアはアンティーク塗装を行ない、一つ一つ手作業で仕上げていく予定です。
もちろんスプレーの方が表面のムラはなくなりますが、印象として平べったくなってしまいます。

手間暇かけて仕上げたこのチェアをお客様にご案内する時が今から楽しみでなりません。
もうしばらく塗装は続きますので、作業中の際は是非ご覧になってくださいね。

2017年3月7日火曜日

店頭で家具の再塗装をします

みなさまこんばんは。
本年度も残すところあと一か月となりました。
学生にとっては卒業と入学・入社の季節ですね。
今まで一緒に過ごした仲間との時間を大切にしていってください。

今店頭ではサイドテーブルやチェアの再塗装を行なっております。
研磨や剥離があるため外での作業が多いので、温かい日には作業がはかどります。
お近くをお散歩されるお客様は是非この機会にアンティークのメンテナンス風景をご覧になってください。
ゆっくりご覧になりスタッフの技術を目で盗むのも大歓迎です。
次回の作業は日曜日を予定しておりますので、是非お気軽にご来店ください。

塗装が仕上がったものはブログで更新していきますので、こちらも是非ご覧ください。