2017年10月29日日曜日

英国伝統のソファ チェスターフィールド

みなさまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
台風の影響で東京は昨夜から雨、今後も警戒が必要です。10月は天候に恵まれませんね、カラッとした秋晴れのもと薄手のコートを羽織ってショッピング、、したいです。

さて本日は英国伝統のチェスターフィールドソファをご紹介します。
英国アンティークのレザーソファの定番ですのでみなさま一度は見たことがあると思います。定義としては、総革張りで鋲飾りがされた、アームから背もたれが同じ高さの、スクロールしたアームをもったボタン留めのソファになります。

№4425 チェスターフィールド 3人掛

チェスターフィールドという名の由来は諸説あり定まっておりませんが、そのひとつにフィリップ・チェスターフィールド伯爵が“考案した”とか“愛用した”という説があります。
不朽の名著と呼ばれる『我が息子よ、君はどう生きるか』の著者でもあるフィリップ・チェスターフィールド伯爵は「英国紳士のシンボル」とも呼ばれています。


風格溢れる独特の存在感をもったチェスターフィールドですが、背もたれが低いので重厚なわりに圧迫感がなく、意外とどんなスタイルにも合わせやすいのも特徴です。シンプルなお部屋に鎮座させるとお部屋の雰囲気をグッと引き立てますよ。

他にも2人掛けやシングルも在庫にございます。ぜひチェックしてみてください。
店頭には3人掛けを展示中です!
ソファ一覧 http://www.westwood-jp.com/ctg/f_sofa.html


2017年10月24日火曜日

WESTWOODの仕上げについて

みなさまこんばんは
台風が過ぎやっと青空を眺めることができましたね。ショーウインドウを磨いてすっきりしました。今日台風22号が発生したようですが、今週末こそは晴れてくれることを願います。
是非お店の方にも遊びに来てくださいね。


さて本日はウエストウッドの家具の仕上げのお話です。
過去にアンティークの古艶(パティナ)についてお話ししましたが、そのパティナを活かすためウエストウッドでは磨きこみを仕上げとしております。

過去ブログ「古艶(パティナ)について」

アンティーク家具の魅力はカタチ、素材、歴史背景、希少性と様々ですが、現代に至るまでについたキズ跡やシミなども現代の新品家具にはない重要な要素のひとつと言えます。
上から塗料を塗ってキズを覆いつやを出すのは簡単ですが、それでは“アンティークらしさ”が半減してしまうと考えています。
※家具の状態やお客様のご意向によっては再塗装もおこなっております。

磨きこむといってもただ擦るだけではありません。表面の汚れとホコリを落とす作業から始まり、小さなキズを目立たなくするように色入れをおこない、、2~3工程を経てビーズワックスで仕上げます。
このようにくすんでしまった家具も大概はこのくらいまで本来の艶を戻すことができます。
※個体差があります。
Before

After
木目が浮かびあがり自然な艶が戻りました。こちらはニスなどの上塗りは一切しておりません。時間と手間はかかりますがウエストウッドではこのような仕上げをすべての家具におこなっています。約100年という年月を経て日本に来た家具を、次のオーナー様に安心して使っていただけるようひとつひとつ丁寧に作業をおこなっています。

店内には磨きこまれためずらしいアンティークの品々が所狭しと展示しておりますのでお近くの際はぜひ足をお運びください。

修理修復、メンテナンスも承っております。お気軽にお問い合わせください。

2017年10月22日日曜日

サテンウッドの家具をアップしました

みなさまこんばんは。
大型の台風が接近しており全国的に雨模様です。大荒れの地域もあるかと思いますがお気をつけください。関東はずっと雨が続いております、そろそろ青空が恋しいです。

さて本日は新入荷アイテムを2点ホームページにアップしております。
2点とも希少材のサテンウッドで作られていて木目がきらきらと輝いていて本当に美しいので是非実物を見にいらしてください。写真ではうまく表現できないんです。。

新入荷商品はこちらからチェックしてみてください。↓
http://www.westwood-jp.com/ctg/newarrival.html

新入荷商品を見ていくとサテンウッドの家具が他にもあることにお気付きになるかと思います。実はこちらの家具たちは同じ工房でつくられたもののようで、彫刻が大変精巧で職人の腕の良さがひしひしと伝わる快作です。現在メンテナンス中のソファとアームチェアもこれらと同じになります。
このシリーズが修復を終えて揃いましたら改めて紹介させていただこうと考えています。
楽しみにしていてください。

№9888 ライティングデスク


2017年10月17日火曜日

ヨーロッパ買付けスタートしております

みなさまこんばんは。
雨の日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。ここ1週間でグッと気温も下がりましたね、風邪などひかぬようお気を付けください。

ホームページをチェックしてくださっている方はお気付きかもしれませんが、ヨーロッパ買付けがスタートしております!ご案内が送れてしまい申し訳ございませんでした。。
買い付けたアイテムはホームページのComing Soonに随時アップしていきますので楽しみにお待ちください。
http://www.westwood-jp.com/ctg/coming.html

これまでに、ドームとマジョレル合作の天吊灯や特大のリフェクトリーテーブル、ヴィクトリアンカンタベリーなど、定番のみならずなかなかお目にかかれないめずらしいものも順調に買い付けています。


入荷は来年2月頃を予定しておりますので、これからじっくり時間をかけて吟味していきます。もし「こんなものをずっと探しているがみつからない」「この写真と同じものが手に入るか」というお客様がいらっしゃいましたら是非この機会にご相談ください。
現地で見つけることができるかもしれません!
イメージ画像やサイズ・ご予算などお気軽に当店スタッフまでお問合せくださいませ。


入荷は一大イベントですのでスタッフ一同全力でがんばっています!
お店の方にもぜひ足をお運びください。

2017年10月9日月曜日

家具のメンテナンスと愛情の注ぎ方

みなさんこんにちは。
今回は、冬期の乾燥についてお話しします。
台風も落ち着き、徐々に乾燥しだしてきました。
セーターなど着こむと静電気に悩まされますよね。
これらは乾燥による影響で、静電気や肌の乾燥など様々な問題点が出てきます。
これらに対策をするように、家具も対策が必要になってきます。
家具は今も昔も木材が主原料となっていますから、
木材は湿度の影響で伸びたり縮んだりします。
この現象を上手く利用したものがログハウスと言われていますが、
日本でははるか昔からこの現象を利用した建物があります。
奈良県にある校倉造の正倉院です。
外気の変化に木材が伸び縮みし、内部の湿度を一定に保ったとされています。
少し話がそれてしまいましたが、
この例にある様に木材は湿度に対してかなり敏感なのです。

現代では空調を使用することで、湿度や温度をコントロールすることができます。
ですが、日の光・紫外線があたったり、
人の手に触れられないと素材はどんどん劣化していきます。
人の油分が家具にもたらす影響は大きなもので、
長く使用するための重要なファクターと言えます。
ただ、人の手で触れられる箇所も限られますので、
ワックスなどを使用した定期メンテナンスが必要になります。
ワックスをかけることで、保湿と汚れの除去ができ、
表面は膜が張られた状態になるので、水滴や汚れに強くなります。
かと言って、ニス程塗膜としてしっかりしたものではないので、
定期的に塗り重ねながら愛情を注ぐためのきっかけにしていただければと思います。

アンティークの家具は、それまでずっと人の手によってその姿を保ち続けてきました。
これは職人の創作技術はもちろんですが、使い手の愛情の具現でもあります。
みなさまにも、大切な家具たちにたっぷりの愛情を注いでほしいと思います。

2017年10月8日日曜日

改造チェストの納品事例

みなさまこんばんは。
三連休いかがお過ごしでしょうか。
本日配送の帰り道に駒沢オリンピック公園を通りましたが、
何かイベントを行っていた様子で、大勢の人でにぎわいを見せていました。
特に明日の体育の日は例年晴れの日が多い日だとか。
絶好の運動日和になると思いますので、明日の休日を存分に楽しんでください。
さて今回は、先日改造で紹介したチェストの納品事例です。
こちらがお客様宅に設置した写真です。
リビングの壁がガラス張りになっており、とても開放感のあるお部屋でした。
廊下に置く家具や、壁にかける絵などが楽しめる素敵な作りで、
設置したチェストもしっくり来ていました。

引き出し内部の改造も喜んでいただけたので、
今回の納品も素敵な思い出になりました。
これからこの家具をどんな風に使用されていくのかが楽しみです。
私たちが見たこともないチェストの表情を見つけてくださる様に祈っています。

2017年10月5日木曜日

ヘップルホワイトのチェア

みなさまこんばんは。
夜になると、薄着では寒さに震えてしまうほどになりましたね。
こういった季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、
異変を感じたらはやまに養生するようにしてくださいね。
秋はおいしい食べ物がいっぱいありますので、
夏に低下してしまった食欲をこの季節に取り返しましょう。

さて今回はヘップルホワイトのチェアをご紹介します。
今店には、アームチェア1脚とアームなし2脚があります。
№3774ヘップルホワイトアームチェア
http://www.westwood-jp.com/furniture/3773.html
№3773ヘップルホワイトチェア
これらは同型で、いずれも状態は良好です。
ヘップルホワイトチェアはシールドバック(盾形背板)が特徴で、
派手すぎないデザインが魅力的ですね。
脚はスペードレッグになっているので、すっきりとしたシルエットが実現し、
洗練された美を感じられます。

チェアのデザインは多彩で、デザイナーの力量はチェアを作らせればわかる
と言われるほど、デザインの集大成と言えるアイテムです。
アンティーク家具はデザインによってすみ分けることができます。
クイーンアンやチッペンデール、ヘップルホワイトもその一つです。
それぞれに特有の魅力があり、家具デザインの奥深さを感じられます。
みなさまはどんなデザインがお好きですか?

2017年10月3日火曜日

チェストの改造事例です

みなさまこんにちは。
今回はチェストの引出しを改造しましたので、こちらを紹介します。
№4243 チェスト
http://www.westwood-jp.com/furniture/4243.html
先日あるお客様が宝飾品を入れるチェストを探しに来店されました。
中でも、このチェストを大変気に入られ、
この引出し内部を宝飾品を入れるのに適した改造ができないかと相談を受けました。
10㎝四方の間仕切りで、ある程度の仕切り調整が可能なものをご希望されていました。
もちろん、当店の職人であれば、お客様のご希望通りの改造も可能です。
費用とのバランスを考えながら打つ合わせをしていき、
今回は雑貨屋さんなどで手に入る間仕切りを活用することで話がまとまりました。
 
ウエストウッドで行った改造としましては、
上部2段のフェルト張りと、中央間仕切りです。
この二つに分かれたスペースに既存の間仕切りをセットして使用していただきます。
今回の件で、重要であったのが、価格帯のバランスです。
間仕切りを作成するにも、このチェストに合った材の選定や、
フロントのアールに合わせた設計など、細かなところがネックになりました。
しかし、改造しきらないことが、かえって汎用性を広げ、
費用を抑えることを実現することができました。

ウエストウッドでは、お客様に合った改造の提案をしていきます。
アンティーク家具に手を入れるのはと、お考えの方も多いので、
ひとつの側面に囚われすぎない提案をしていくことを心がけております。
みなさまもこんな機能を付けたいなとお考えでしたら、
お気軽にご相談くださいませ。
ご納得のいく提案をさせていただきます。
そのためにお客様にベストな改造を提案する引出しを日々模索しております。