2019年1月31日木曜日

おすすめのステンドグラス & エッチンググラス

こんばんは。

気温が17~18℃という早めの春か??とも思えるような陽気かと思えば、また一転して冬の寒さに戻るという目まぐるしいお天気で、寒暖差が激しいのは身体にこたえます。寒いカラカラ天気はしばらく続くようですから、どうぞ飲み物や飴などで喉や気管支を潤してお過ごしください。


さて今日は美しいステンドグラスをご紹介させていただきましょう。
さり気なく店内の大きなガラス越しに置かれているステンドグラスのドア。
アンティークショップの雰囲気づくりに一役も二役も買ってくれていますが
もちろん単なる飾りではなく、れっきとした商品なんです。


さあ、こちら2タイプのステンドグラスのドアをご覧くださいませ。


No.3683 ステンドグラスドア


No.4317 ステンドドア


凸凹のある型板ガラスでつくられ、上下のタイプ共にピンクのつぼみのようなモチーフが可愛らしいステンドグラス。因みに下のタイプはぷつぷつとした細かな模様のガラスです。
いずれも美しく味わいのあるホワイトの「アンティークフレーム」が素敵ですね。



それから、下はアールヌーボー様式のガラス板でして、お店入口のガラスドアに立てかけてお見せしています。
是非ともドアや窓に仕立てて使って頂きたい商品なので敢えてご紹介してみました。


No.8250 サンドブラスト エッチンググラス










 


このガラス絵柄の彫刻は【サンドブラスト技法】によるエッチンググラスになります。
透かして見るとガラスの陰影がとても美しいのがお分かり頂けるでしょう。
同じデザインでサイズ違いのものが現在のところまだ3枚ございますよ。


本来エッチンググラスとは、古くからある【酸化腐食彫技法(アシェットエッチング)】で作成されたもので、ガレやドームの装飾技法として有名ですが、近年では研磨剤を空気圧縮してガラス表面に吹き付けて彫刻する【サンドブラスト技法】が一般的になりました。


素敵なステンドグラスはこの他にもドアやサイズ違いのパネルなどが数枚ございます。
お探しの方は是非ともホームページをご覧になり、お早めにお問い合わせくださいませ。

スタッフ一同ご来店お待ちしております。

by K























2019年1月24日木曜日

世界に誇るアール・デコの美術館へ…

こんにちは。

お正月休みが終わり、いかがお過ごしでしょうか?
平成から新しい元号に変わる年でもありますし、皆様にとりましても公私共に何かと心身を切り替える良いきっかけになるといいですね。

日本海側や北海道は極寒で大雪、太平洋側は寒くてカラカラ乾いた天気。
今年もまたインフルエンザウイルスが猛威を振っているようですから、いずれにお住まいの方も風邪やインフルエンザにはくれぐれも気を付けられますように・・・
万が一、罹患した場合はご自愛くださいませ。

さて、先日は目黒区白金台の「東京都庭園美術館」に行ってまいりました。。

本館の方がいわゆる【旧朝香宮邸】として建てられたもので、新館はギャラリーやミュージアムショップ、カフェになっており、2015年には国の重要文化財に指定されています。
そう、まさしく世界に誇る日本のアール・デコ様式の館として有名ですから、1度は足を運んで見たかったところなのです。






朝香宮鳩彦殿下がパリで事故にあい療養を余儀なくされ、看病に駆けつけた允子妃殿下と共にちょうど開催されていた1925年の『アール・デコ博覧会』の会場を訪れたことから端を発します。
関東大震災で家を建て直す時にアール・デコ様式を採用し【旧朝香宮邸】が誕生しました。

先ずは外観の白い建物自体を堪能してから、アーチのような形の門をくぐりぬけ、エントランスホールを入ってすぐに目に飛び込んできたのは、入口ドアに施された素晴らしいガラスのレリーフ!
4人の女性像が胸を張って浮き出たようなところをライトアップされているのです。これこそがあのフランスのガラス工芸家「ルネ・ラリック」が朝香宮邸のためにデザインしたもの。
まだ受付に辿り着く前なのに、ついスマホで写真撮影をしないでは居られませんでした。



 


廊下や階段、各部屋ごとの天井灯のランプもそれぞれ1つ1つがアール・デコのしかも個性的なデザインなので、いちいちその素敵さに立ち止まっては見上げてしまう有様。

























何気に1階から2階へ上がる階段両脇の壁のデザインも
ご覧の通り、圧巻の素晴らしさでした。

数々の家具や調度品の素晴らしさもさることながら、允子妃殿下が自らデザインしたという「ラジエーターカバー」などはアール・デコ特有の同じ模様を繰りかえす美を再現していて見事なもの。
案の定「インスタ映え」するらしく、撮影する人がとても多いと聞きました。


因みに余談ですが有名な香水塔をはじめとして、内装を手掛けたインテリアデザイナーの「アンリ・ラパン」はフランスで作成されたものを船便で日本に運ばせたそうで、結局、一度も来日することはなかったというから驚きですよね。

さらに今回は【エキゾチック✖モダン/アール・デコと異境への眼差し】という展示会も開催されていました。
非ヨーロッパ圏の文化や美術との出会いはアール・デコの美意識と造形に大きな影響を与えたそうですね。















アフリカやアジアのダイナミックな絵画や彫刻など、フランスの美術館所蔵の国内初公開作品も紹介されており、充実した内容だったようです。

「東京都庭園美術館」を堪能する醍醐味は美術館の建物だけではなく、広々とした開放感ある庭園にもあるのだとしみじみ思いました。ですから美術館建物入場用の展覧会チケットと庭園チケットが別々にあるんですね。

昼間の青々とした芝生の庭、茶室のある日本庭園、西洋庭園等々、あちこちにオブジェもあり、ちょっとした散策には持ってこいの場所。。
そして夜間はそれらの庭園が静かにライトアップされていて何とも言えないムードがあり、併設するカフェやレストランでゆったり過ごすのもいい感じです。




アール・デコ様式のランプ類や時計、雑貨などは、ここウエストウッド店内でもたくさん鑑賞することが出来ます。
もちろんお気に召した商品がありましたら全てご購入可能ですよー。
ホームページ、インスタグラムも随時更新していますので、ご覧になってお気軽にお問い合わせくださいね。

スタッフ一同ご来店をお待ちしております。

by K









2019年1月21日月曜日

お知らせ

ホームページにて在庫の所在を確認できるようになりました。


倉庫在庫のものに関しては、上のお写真のように一番下に"WAREHOUSE"のマークを表示しております。このマークがないものは店舗在庫となっております。

倉庫在庫のものでも事前にお電話いただければ、店舗へと移動し実物をご確認いただくことが可能ですので、お気軽にご連絡下さいませ。

ご購入を検討されるお客様だけでなく、リースの際にもぜひともご活用ください。

2019年1月18日金曜日

魅惑のインレイ

本日はアンティーク家具の装飾として主流であるインレイについてご紹介したいと思います。

インレイとは日本語で象嵌(ぞうがん)。象嵌とは、家具の表面に文様を彫って、他の素材をはめ込んで装飾を施す技法のことを指します。読んで字のごとく、地となる1つの素材を”象”どり、異質の素材を”嵌”めこむ装飾方法です。



皆さん上記の楽器を一度は教科書で見たことがあるのではないでしょうか。
こちらは正倉院所蔵の螺鈿紫檀五弦琵琶。

実はこちらの日本の歴史的な楽器にも象嵌技法が用いられています。
嵌め込まれている素材は貝。この花の装飾は、貝を文様に切り、表面にはめ込まれていて表されているのです。

はめ込まれる素材には、貝の他に様々なものがあり、木材や象牙、鼈甲も用いられます。

№4198 インレイアームチェア

№4300 インレイコーナーキャビネット

アンティーク家具でもっとも多くみられるのは木材。
木材が用いられる象嵌は木工象嵌と呼ばれています。

インレイ(象嵌)のデザインパターンは大きく分けて2つ、マーケットリーとパーケットリーに分けられます。マーケットリーとは、植物や動物、花や楽器といった絵画的意匠の象嵌細工のことを言います。特にアラベスク模様は様々な意匠と組み合わされて使用されるため、多く見受けられます。

№4467 インレイアームチェア

№4471 マーケットリーキャビネット
 こちらはリボンと杯の組み合わせ。



№9873 マーケットリーキャビネット
こちらのキャビネットの白いお花には、象牙が嵌め込まれています。



№4472 マーケットリーティルトトップテーブル
 こちらはクォータリングの技法を用いた天板に合うよう、同じ蔦のモチーフがシンメトリーに展開されています。

上記のマーケットリーは植物がふんだんに用いられる傾向がある分、生き生きと生命力に溢れて有機的。


一方パーケットリーとは、幾何学模様やヘリンボーンといった無機的なモチーフの象嵌細工を指します。日本だと箱根の伝統工芸品として寄木細工の箱が有名ですよね。

№4481 ジュエリーキャビネット
 こうしたストライプの線象嵌であったり。


№4471 マーケットリーキャビネット

このような太陽の光条を象ったモチーフも存在します。この種の象嵌には具体的にロゼットもしくはロゼッタという名称が与えられています。

今回は種々さまざまなモチーフの象嵌細工をご紹介しました。アンティーク家具を購入する際には、全体的な印象や機能性だけではなく、こうした細部の装飾にも意識を向けてみてはいかがでしょうか。

by A

2019年1月11日金曜日

あけましておめでとうございます

新年を迎えてしばらく経過してしまいましたが、
明けましておめでとうございます。

現在買付けが進んでおり、新しい商品も入荷する予定です。

coming soonをぜひチェックしてみてください。
http://www.westwood-jp.com/ctg/coming.html

本年もよろしくお願いいたします。