2019年5月30日木曜日

アンティークのウォールミラーたち ②~オーバルタイプ編~

このところ夏日が続き、蒸してもカラッとしていても日差しは強いので要注意ですね。
今や男性でも日傘や日焼け止めクリームが欠かせないもの?だそうです。
体調管理が難しいところですが、いかがお過ごしでしょうか。


さて今回は店内にある様々なアンティークのウォールミラーたちの中で、
シンプルでオーソドックスで実用的なオーバルの形状のモノをご紹介してみましょう。


まずは1910年代のマホガニーのウォールミラーです。

№4242 インレイ ウォールミラー
本当にシンプルなデザインで単なる楕円の木枠に見えますが・・・
実は美しいストリンギング(線象嵌)が施されているんですね。






目立った腐食もなく状態は良好ですが、ミラーの交換も承っております。


それからこちらは1920年代のオークのウォールミラーです。

№4220 ウォールミラー

翼のようなモチーフとビーズが連なったような縁のデザインが特徴的ですね。


 




それからこちらが1920年代のマホガニーのウォールミラー

№4221 ウォールミラー

シンプルな彫刻が施されており、ミラーもオリジナルのわりには腐食が少なく良好です。





こちらも勿論ミラーの交換を承りますよ。







一見同じようでいて、現代物のミラーとアンティークミラーの違いは…
ミラーの厚み?腐食?もあるんですが、実は木枠に蜜蝋のワックスがけ&乾拭き仕上げをした時に分かるのです。しっとりと上品で滲み出るような照り加減の素晴らしさはアンティークミラーだからこそ!と申し上げておきましょう。。。

当店ではニス塗りではなく、アンティークらしさを損なわないよう、自然の木肌を活かしたワックス仕上げで皆様に御提供したいと心がけております。。

シンプルなデザインの物にこそ差が出るものです!
是非ともどうぞその目で「アンティークミラー」をお確かめになって下さい。
お待ちしております。

by K





2019年5月21日火曜日

小さなテーブルランプ -アールデコ期-

当店では存在感のある大振りのテーブルランプから小さく可愛らしいテーブルランプまで多数取り揃えておりますが、今回小ぶりなアールデコのテーブルランプを数点ご紹介いたします。

アールデコはアールヌーボーと対照的に幾何学模様をあしらった無機質なデザインを特徴としています。
№0381 テーブルランプ

№0381 テーブルランプ

こちらの三角笠のシェードのランプもそんなアールデコ期のテーブルランプの1つ。上から三角形、長方形、八角形と図形を組み合わせた構造をしており、まさしくアールデコ期を象徴している作品と言えます。洗練されたフォルムはどのような家具とも相性がよいのも特徴です。

こちらのテーブルランプはシェードが球体。

№0334 テーブルランプ

№0334 テーブルランプ

上からのぞき込むと自然界の幾何学、雪の結晶のようなモチーフが見て取れます。



最後にご紹介するのはサビノのテーブルランプ。こちらのシェードは六角形を重ね合わせたデザインで、中心から側面にむけてまっすぐにいくつものラインが伸びています。

№0320 サビノテーブルランプ

アイアンにあしらわれたモチーフは植物の葉。葉脈が精巧に再現されており、生命力を感じさせます。なだらかな曲線や有機的モチーフはアールヌーボーの作品によく見られます。この作品には2つの様式の特徴がシェードとアイアンそれぞれにみられますので、アールヌーボーからアールデコへの過渡期に制作されたものと推測されます。

№0320 サビノテーブルランプ

№0320 サビノテーブルランプ

こちらは作家ものですので、シェードにサインがあります。
小ぶりのテーブルランプは実物を見てこそ。ぜひ店舗にいらして実物を鑑賞してください。

by A

2019年5月16日木曜日

アンティークのウォールミラーたち ①~迫力サイズ編~

あっという間に?大型10連休も終わりましたね。
元号も「令和」に変わりまして、皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅雨のはしりのような曇天や雨かと思えば、うっかり日焼けしそうな日差しだったりと
変わりやすい天気・・・
折りたたみ傘や1枚羽織るものの準備などしてお気を付けください。


さて今回は店内に数あるアンティークのウォールミラーたちの中で、ひときわ迫力ある
大きめなタイプをご紹介いたしましょう。


まずはこの木製の金彩ウォールミラーからご覧ください!!
ミラーの横幅は140cmと大きいサイズですから空間を広く見せてくれます。

No.9927 木製 金彩ウォールミラー


写真は横にしてフランス製のマントルピースの上に展示してみたものですが・・・
縦置きでお部屋のインテリアとしても、姿見としても素敵ですよ。
特にフレンチの家具にはとてもしっくりと調和しますね。。。


 


金箔や金粉を接着加工する【金彩】という技法はフランス宮廷の華やかな装飾として知られる「ロココ様式」の家具によく見られるもので、とても華やかな雰囲気。

四隅と中間には小石や貝殻からインスピレーションを得た「ロカイユ」という装飾が施されています。




次はサイズ的には金彩ウォールミラーと同じくらいなのですが・・・
ご覧の通り、縦置きで渋い感じのデザインのウォールミラーです。

No.9951 ウォールミラー
ダークグリーンとブラックをベースにして、ところどころにレッドカラーが入った
マーブル模様の落ち着いた雰囲気のフレーム。





ゴールドで縄目模様の縁どりがされているのと、四隅にもゴールドで小さな花がポイントとしてあしらわれているのが魅力的です。。。







そしてこちら正方形のタイプで、まるでジュエリーを彷彿とさせるデザインが特徴的な
ウォールミラー。中央のミラーをさらに別の台形のミラーで囲ったようになっているのがゴージャスなんです!!
No.9950 ウォールミラー

このミラーは実用的にも勿論かなってはいますが、どちらかと言えば装飾性を重視した
お部屋のインテリアとして、その力を発揮してくれることでしょう。
空間に華やかさを添えてくれる、まさしく逸品と言えます。

 

おまけに四方を囲っている台形のミラーはほんのりピンク色に色づいているんですよ。
是非ともその目で見て確かめていただきたいと思います。

迫力ある大きさで店内を彩っているこれらのミラーたちを観にどうぞいらして下さいね。
スタッフ一同ご来店をお待ちしております。

by K

2019年5月7日火曜日

アンティーク家具のにおい

アンティーク家具の中には独特のにおいがするものが時々あります。


特に長い間暗い物置に保管されていたものやメンテナンス前の商品ははやりその傾向があります。



ではこうしたにおいの原因はいったい何でしょうか。

まず一番最初に思い浮かぶ要因はほこり。
これはアンティークに限らず通常の家具にも言えることですが、定期的にお掃除をしなければほこりが家具の上に積もってゆきます。積もったほこりは家具の隅や隙間に入り込み、長く放置されれば、ほこりは元をたどれば皮膚片やペットの毛、ダニ、花粉ですので、不快なにおいを発するようになります。

また家具のお手入れ用品も使用量を誤れば、原因となることがあります。ワックスを中心とした手入れ用品は一度に多量に使用するとどうしても拭き残しが出てきてしまいます。そうした拭き残しも積み重なればにおいを引き起こしかねません。たくさん使ってきれいにしようしてむしろ逆効果になってしまいますので、適量を。

そして次に考えられるのが日常生活で使っていく中でにおいを吸収しているということ。特にキッチンでの使用、また香水を傍で使用していたり、化粧品を収納していたり…。たばこの煙もその一因。ドレッサーといった家具は特に引き出しを開けるとほんのりお化粧品の香りがすることもあります。

適切なお手入れを定期的に行うことが、こうしたにおいに対処する一番の近道。普段から乾拭きで家具をお手入れしてあげてください。


by A